DセグメントはCセグメントとEセグメントの中間にあたり、主な車種はベンツ・Cクラス、BMW・3シリーズ、アウディ・A4など各メーカーで売れ筋のミドルサイズセダンです。
Dセグメントは高級車と呼ばれる車が増えるカテゴリーで各メーカーを代表する車種が揃っています。
そこで当記事ではDセグメントの特徴とおすすめ車種を国産と輸入車に分けて紹介していきます!
Dセグメントとは?
Dセグメントはヨーロッパで車格やボディサイズを分類するときに使われる言葉で、全長が4,600mm~4,800mmの車を表します。
ただ明確な決まりはなく各メーカーや車の価格などから総合的に判断されるます。
例えばマツダのアテンザセダンは全長が4,865mmですが自動車専門雑誌やウェブサイトではDセグメントとして扱われることがほとんど!
- Aセグメント:3,750mm以下
- Bセグメント:3,750mm~4,200mm
- Cセグメント:4,200mm~4,600mm
- Dセグメント:4,600mm~4,800mm
- Eセグメント:4,800mm~5,000mm
- Fセグメント:5000mm以上
車としてはやや大きめのサイズになりますがセダン、ハッチバック、クーペ、SUVなど様々なボディタイプの車種があります。
大衆車よりもワンランク上の高級車に属する車種が多いのも特徴。
新車価格で300万を超える車種がほとんどなので、購入前には色々なメーカー・車種を比較検討するのがおすすめ!
エンジンは2.0L~3.0L
車体が大きいDセグメント車種のエンジンはV型6気筒3.0Lの大排気量タイプが多かったですが、近年は直列4気筒+ターボで2.0Lのダウンサイジングターボが主流です。
各車種で最も安いベースグレードだと1.5L+ターボも増えています。
また環境問題や燃費向上を考えて日本車だとハイブリッド、欧州車だとクリーンディーゼルを搭載したモデルも豊富です。
クリーンディーゼルなら使用燃料はハイオクに比べてリッター30円安い軽油なのでお財布にも優しいのが嬉しいですね。
Dセグメント=大排気量エンジンの時代では無くなりました!
アッパーミドルセダンの激戦区
Dセグメントはアッパーミドルセダンの激戦区で各メーカーが激しい販売台数争いを繰り広げています。
アッパーミドルセダンは各メーカーの最新技術が惜しみなく使われており、走行性能や快適性も徹底的に追及されています。
比較するほど悩んじゃうので、最終的には人それぞれの好きなメーカーやデザインで決める人が多いですね。
- トヨタ:マークX
- ホンダ:アコード
- 日産:スカイライン
- マツダ:アテンザ
- レクサス:IS
- ベンツ:Cクラス
- BMW:3シリーズ
- アウディ:A4
- VW:パサート
- ジャガー:XE
SUVのラインナップも豊富
DセグメントはミドルサイズSUVのラインナップも豊富で、ホンダのCR-Vやスバルのフォレスターなどが該当します。
また輸入車に目を向けてみるとベンツ・GLCクーペ、ポルシェ・マカン、レンジローバーディスカバリー、などお洒落で女性にモテるSUVが勢ぞろい!
コンパクトSUVだと後部座席の居住性やラゲッジスペースが物足りないし、ビッグサイズだと大きすぎて日本の狭い道路では扱いにくいなどの悩みがあるときは、丁度いいサイズのDセグメントSUVがおすすめです。
Dセグメントのおすすめ国産車
トヨタ・マークX
トヨタのマークXはカローラとクラウンの間に位置するミドルクラスの車種ですが、ラグジュアリー性よりもスポーティー性に力を入れている運転していて楽しいスポーツセダンです。
台数限定ですが350Sをベースにした6速マニュアルトランスミッションを採用したGRMNなど走りに特化したモデルもあります。
FR駆動のセダンをマニュアルで操れる車種は数少ないので、マークX・GRMNはかなり注目を集めましたね。
アグレッシブなエクステリアとは違ってインテリアはデザインよりも使い勝手を重視したシンプルな設計。
オプションで本革シート&ステアリングを選べるなどカスタマイズ性は豊富なので、自分好みの1台に仕上げることができます。
250G Fパッケージのスペック
- 全長×全幅×全高 :4770×1795×1435mm
- ホイールベース:2850mm
- エンジン:V型6気筒
- 総排気量:2499cc
- 最高出力:203ps(149kW)/6400rpm
- 最大トルク:24.8kg・m(243N・m)/4800rpm
- 燃費:11.8km/l
- 価格:2,656,800円
日産・スカイライン
日産を代表するスカイラインはかつてGT-Rというスポーツ性をトコトン追及したグレードがありましたが、現在はスカイラインから独立してGT-Rという単独車種になっています。
GT-Rが独立してからのスカイラインは中高年をターゲットにしたラグジュアリーセダンに生まれ変わり、質感高いインテリアと堂々として風格のあるエクステリアが魅力の車種になりました。
現行V37型スカイラインの直列4気筒2.0Lエンジンはメルセデスベンツ製なので、高い静粛性がありながらメリハリのある走りを楽しむことができます。
また日産の技術を集結したハイブリッドモデルもラインナップされているので、オーナーの好みに合わせてパワートレインを選べるのもうれしいポイント。
車両価格は最も安いベースグレードの200GT-tでも4,164,480円からと強気な価格設定ですが、エンブレムはすべてインフィニティタイプにするなど日産が自信をもって販売していることがわかりますね。
350GTハイブリッドタイプSPのスペック
- 全長×全幅×全高 :4815×1820×1440mm
- ホイールベース:2850mm
- エンジン:V型6気筒+モーター
- 総排気量:3,498cc
- 最高出力:306ps(225kW)/6800rpm
- 最大トルク:35.7kg・m(350N・m)/5000rpm
- 燃費:17.8km/l
- 価格:5,559,840円
ホンダ・CR-V
ホンダCR-Vは1995年から発売されている歴史あるSUVですが、2016年の4代目モデルでヴェゼルに吸収される形で1度生産終了しました。
ただ2018年8月に5代目として復活を果たして、同年9月には月間販売計画1,200台/月の4倍以上にあたる5,000台/月を販売するなど人気を再び獲得しています。
日本ではミニバンブームが落ち着いており、ファミリーカーでもデザイン性の高いSUVを選ぶ人が増えていることが背景にあります。
CR-Vはインテリアに力を入れており適度な艶のあるウッドパネルやブラウン柄の本革シートなどが人気を得ています。
また機能面でもApple CarplayやAndoroid Autoなどスマートフォンとの接続機能がついており、カーナビゲーションの連携ができることはもちんですが、そのほかにも電話やメッセージ機能を車を通じて利用することが可能。
2列シートの5人乗りと3列シートの7人乗りを選べるのも嬉しいですね。
両親と子供の家族だけじゃなくて、友達を乗せることが多かったり、祖父や祖母と一緒にお出かけしたいなら3列シートの7人乗りがおすすめです!
3列目シートを普段使わないときはたたんで床面に収納することができるので、邪魔になることはありません。
EXマスターピースのスペック
- 全長×全幅×全高 :4605×1855×1690mm
- ホイールベース:26600mm
- エンジン:直列4気筒+ターボ
- 総排気量:1,496cc
- 最高出力:190ps(140kW)/5600rpm
- 最大トルク:24.5kg・m(240N・m)/2000-5000rpm
- 燃費:15.0km/l
- 価格:3,807,000円
スバル・フォレスター
フォレスターはスバル独自技術であるシンメトリカルAWDを採用しており高い悪路走破性を持っている本格的なSUVです。
最近は2WDで都会が似合うSUVが増えているなかで、本格的なオフロード走行ができるフォレスターは貴重な存在と言えるでしょう。
もちろんエンジンは水平対向なので独特のボクサーサウンドとレスポンスの良い走りを味わえます。
スバルといえば走る・曲がる・止まるといった車としての走行性能はかなり高くてスバリストという熱狂的なファンを生み出しましたが、お世辞にも内装の質感やデザインは良いとは言えませんでした。
ただ近年のスバルは内装・居住空間にも力を入れており、他社メーカーと比較して引けを取らないレベルに向上しています。
フォレスターでもドアトリムやダッシュボードにはステッチ入りのソフトパッド素材が使われていてお洒落です。
アドバンスのスペック
- 全長×全幅×全高 :4625×1815×1715mm
- ホイールベース:2670mm
- エンジン:直列4気筒+モーター
- 総排気量:1,995cc
- 最高出力:145ps(107kW)/6000rpm
- 最大トルク:19.2kg・m(188N・m)/4000rpm
- 燃費:18.6km/l
- 価格:3,099,600円
マツダ・アテンザワゴン
マツダのフラッグシップであるアテンザはセダンとワゴンの2つのボディタイプがあります。
独特のボディプレスラインや匠塗と呼ばれる塗装技術で作られるマツダの鼓動デザインは日本のみならず欧州・北米でも高い評価を受けています。
アテンザはハリギリという広葉樹を使った本物のウッドパネルや牛革で何回もなめしたナッパレザーを採用するなど、見た目と機能性だけじゃなくて本物の素材に拘っている数少ない日本車です。
駆動方式はFFですが高い運動性能・空力性能を持っており、6速MTモデルはスポーツサルーンとして人気を得ています。
国産セダンでマニュアルトランスミッションの車を探しているならアテンザで決まり!
XDプロアクティブのスペック
- 全長×全幅×全高 :4805×1840×1480mm
- ホイールベース:2750mm
- エンジン:直列4気筒ディーゼル+ターボ
- 総排気量:2,188cc
- 最高出力:190ps(140kW)/4500rpm
- 最大トルク:45.9kg・m(450N・m)/2000rpm
- 燃費:14.2~19.6km/l
- 価格:3,423,600円
レクサス・IS
ISはレクサスのスポーツセダンで輸入車のようなアクセントのあるエクステリアデザインが魅力の車種です。
駆動方式はFRと4WDをラインナップしており、パワートレインもダウンサイジングターボとハイブリッドの2つから選ぶことができます。
室内の様々な場所に本革やアルミを削り出した質感高いパーツを使用しており、トヨタ車とは全く違う高級感を演出しています。
同じ国産メーカーではライバルがいないぐらい完成された車種ですが、欧州車と比較すると良い面も悪い面も見えてくるので、ISを購入される前には欧州のDセグメントセダンと比較するのがおすすめです。
レクサスは定期点検などでディーラーに行くたびに質の高いおもてなしを受けることができます!美味しいケーキやコーヒーを楽しみたいからレクサスを買うのもありです(笑)
IS300h Fスポーツのスペック
- 全長×全幅×全高 :4680×1810×1430mm
- ホイールベース:2800mm
- エンジン:直列4気筒+モーター
- 総排気量:2,493cc
- 最高出力:178ps(131kW)/6000rpm
- 最大トルク:22.5kg・m(221N・m)/4200~4800rpm
- 燃費:20.4km/l
- 価格:6,399,000円
レクサス・NX
レクサスNXはトヨタのラグジュアリーSUV「ハリアー」とほぼ同サイズのSUVですが、NXのほうが高級感はワンランク上です。
三眼フルLEDヘッドランプやスピンドルグリルによりフロントマスクは威圧感のある仕上がりで、都会が似合うデザインになっています。
20代~30代の若者の間でモテる車として人気のハリアーですが、NXならさらにモテます(笑)
車両価格が高いので買うのは大変ですが、他の人と差をつけたいなら是非NXを検討してみましょう!
NXは都会を駆け巡るスポーツギアとレクサスが表現しているように、本格的なオフロード走行をするよりも、街中を優雅にドライブするのに向いている車です。
シートヒーター、シートベンチレーションなどの快適装備に加えて、全車速追従型のACCもついておりドライバーの疲労を軽減させる機能も豊富についています。
トランスミッションがトルコン式6速ATまたはCVTなので、キビキビとした走りを楽しみたい人には向いてないかもしれません。
NX300h バージョンLのスペック
- 全長×全幅×全高 :4640×1845×1645mm
- ホイールベース:2660mm
- エンジン:直列4気筒+モーター
- 総排気量:2,188cc
- 最高出力:152ps(112kW)/5700rpm
- 最大トルク:21.0kg・m(206N・m)/4400~4800rpm
- 燃費:19.8km/l
- 価格:5,711,000円
Dセグメントのおすすめ輸入車
メルセデスベンツ・Cクラス
メルセデスベンツには様々なクラスがラインナップされていますが、その中でもCクラスにはセダン以外にワゴンやオープンカーなどのモデルもあります。
このクラスはベンツの中では王道と呼ばれていて、長時間乗っても疲れない快適な乗り心地が最大の魅力と言えるでしょう。
メルセデスベンツの中でもCクラス以上になると、高速道路でも安定した乗り心地を実現してくれるような高い安全性能が標準スペックとして搭載されていますし、COMANDシステムなどのナビゲーションシステムも標準装備となっています。
またメルセデスベンツ・Cクラスではフロントフェイスからサイドボディなど、どんな角度からでもオシャレで洗練されたフォルムに見えるような工夫がされていたり、機能性を高めながらも低燃費を実現するため空力抵抗を考えた立体加工が施されているなど、こだわりぬいたスペックも見逃せません
C220dアバンギャルドのスペック
- 全長×全幅×全高 :4690×1810×1425mm
- ホイールベース:2840mm
- エンジン:直列4気筒(ディーゼル)+ターボ
- 総排気量:1,949cc
- 最高出力:194ps(143kW)/3800rpm
- 最大トルク:40.8kg・m(400N・m)/1600~2800rpm
- 燃費:18.9km/l
- 価格:5,780,000円
BMW・3シリーズ
スタイリッシュでオシャレなエクステリアが多いBMW車の中でも、3シリーズは安定したバランスの良さが最大の特徴です。
高速でガンガン走りたいという人にとっては少し物足りないかもしれませんが、最新の技術をエクステリアやインテリアのあらゆる部分に駆使されていて、長時間の運転でも疲れにくい構造になっています。
またインテリアは洗練されてスッキリとした高級感を楽しむことができますが、男性好みのメカニカルよりなので女性から見ると評判良くはありません。
ただBMWというブランドは女性受けが良いので、あまり気にすることではありませんけどね(笑)
ナビゲーションはドライバーが直感的に操作しやすい構造で8.8インチスクリーンとなっている点もまた、3シリーズの特徴です。
アウディ・A4
ラグジュアリーで上品なセダンが欲しいという人に大人気のアウディ・A4はモデルチェンジしてもシンプルで洗練されたスタイルをモットーにしていて、他の輸入車と比べるとワイド&ローという特徴があります。
最新のテクノロジーを駆使したインテリアや高級感あふれる内装、そして快適な操作性などはどれも高評価されていますし、安全面でも優秀な車種ですね。
アウディ・A4はオプションとして夜間の視界がさらにクリアになるマトリックスLEDヘッドライトをつけることが出来たり、デジタルコックピット機能など、追加オプションで自分好みにアレンジしやすいという点も人気があります。
さらに、A4は他のDセグメントセダンよりもボディやシャーシにアルミを多く採用することで車体が大幅に軽量化されているため、その分性能面のスペックが高くなっている点も大きな魅力となっています。
2.0TFSIクワトロスポーツ
- 全長×全幅×全高 :4735×1840×1410mm
- ホイールベース:2825mm
- エンジン:直列4気筒+ターボ
- 総排気量:1,984cc
- 最高出力:252ps(185kW)/5000~6000rpm
- 最大トルク:37.7kg・m(370N・m)/1600~4500rpm
- 燃費:15.5km/l
- 価格:6,240,000円
VW・パサート
ドイツが誇る大衆セダンとして人気のVW・パサートは、ベースグレードのTSIトレンドラインだと1.4L+ターボで150馬力というスペックなので、他の輸入車や価格帯の車種と比べるとイマイチという感が否めません。
ただモデルチェンジを重ねながらオフロード向けのオールトラックが登場するなど、パサートならではのユニークなオリジナリティが活かされた車種と言えるのではないでしょうか。
VW・パサートは大人が快適に乗れて、シットリ落ち着いた室内空間をモットーとしているのが特徴です。
ライト類には夜間でも見やすいLEDが使われていたり、4台のカメラでバードビュー機能が搭載されていたりなど、安全で快適に運転できるスペックとなっています。
BMW、アウディ、ベンツに比べると車両価格が安いので、ブランドイメージを気にしないならパサートの選択肢もありです。
2.0Lディーゼルターボのエレガンスラインならパワー不足を感じることはありませんし、燃費もよく満足いただけるでしょう。
TDIエレガンスライン
- 全長×全幅×全高 :4785×1830×1465mm
- ホイールベース:2790mm
- エンジン:直列4気筒(ディーゼル)+ターボ
- 総排気量:1,968cc
- 最高出力:190ps(140kW)/3500~4000rpm
- 最大トルク:40.8kg・m(400N・m)/1900~3300rpm
- 燃費:20.6km/l
- 価格:4,229,000円
ボルボ・V60
ステーションワゴンのV60ですがルーフラインがリアに向けてなだらかに下がっており、クーペのようなスタイリッシュなデザインが特徴です。
ヘッドランプのデイライトLEDは北欧神話に登場するトールハンマーをイメージするなど、ボルボらしい遊び心も満載。
日本でも人気の高い北欧デザインで設計されたインテリアは女性受けが良いだけではなく、人間工学に基づき開発されたシートは疲れにくいですし、オーディオやエアコンなどの操作系統もセンターコンソールに配置された9インチのタッチスクリーン式ディスプレイに集約されています。
またオプションで世界トップクラスのパフォーマンスを誇るイギリスの高級スピーカ-ブランド「Bowers & Wilkins」によるサウンドシステムが用意されており、車の中とは思えないほど高音質なサウンドを楽しむことができます。
実際のコンサートホールと同じ音響を再現したプログラムもあり、クラシック音楽などを聞きながら優雅にドライブしたいなら必須のオプションです!
T6ツインエンジンAWDインスクリプションのスペック
- 全長×全幅×全高 :4760×1850×1435mm
- ホイールベース:2870mm
- エンジン:直列4気筒+ターボ+スーパーチャージャー+モーター
- 総排気量:1,968cc
- 最高出力:253ps(186kW)/5500rpm
- 最大トルク:35.7kg・m(350N・m)/1700~5000rpm
- 価格:7,490,000円
プジョー・508
508はプジョーのフラッグシップでセダンとステーションワゴンの2つのボディタイプがあります。
2018年11月に2代目モデルにフルモデルチェンジが行われてプジョーらしい独特のデザインはそのまま維持しつつ、安全装備や最新デバイスを追加してドイツ車と同等のクオリティに達しています。
インテリアはプジョー開発のi-Cockpitという未来を予感させるコンセプトのもと開発されており、フルディジタルのメーター&インフォメーションパネルや戦闘機を思わせるトグルスイッチが特徴。
またステアリング上部にメーター類を配置することで、運転の妨げにならないように必要な情報が目に入る仕組みになっています。
アンビエントライト(間接照明)も装備されており、お洒落なエクステリアに比べて簡素なインテリアだったフランス車の弱点を改善しています。
ファーストエディションのスペック
- 全長×全幅×全高 :4760×1850×1435mm
- ホイールベース:2870mm
- エンジン:直列4気筒+ターボ+スーパーチャージャー+モーター
- 総排気量:1,968cc
- 最高出力:253ps(186kW)/5500rpm
- 最大トルク:35.7kg・m(350N・m)/1700~5000rpm
- 価格:7,490,000円
アルファロメオ・ジュリア
イタリア車らしいスタイリッシュなフォルムで人気のアルファロメオ・ジュリアは、アルファロメオの中でも安全性が高いセダン車として知られています。
ロングセラーな車種で長く角張ったシルエットを続けていましたが、現在ではダンディーな大人の男をターゲットにして燃えるようなエネルギーやパッションを感じさせるモデルチェンジをして、丸みを帯びたシルエットになっているのが特徴ですね
エクステリアのコンセプトとしては大蛇と十字架をコラボさせたデザイン。
最上級グレードのクアドリフォリオは元フェラーリのエンジニアがチューニングを行ったオールアルミV6ターボエンジンや510psの出力などパフォーマンス面も優秀です。
40代を超えてちょいわる親父になりたいならアルファロメオ・ジュリアがピッタリ!
クアドリフォリオアルジェントのスペック
- 全長×全幅×全高 :4655×1865×1435mm
- ホイールベース:2820mm
- エンジン:V型6気筒+ツインターボ
- 総排気量:2,891cc
- 最高出力:510ps(375kW)/6500rpm
- 最大トルク:61.2kg・m(600N・m)/2550rpm
- 価格:11,390,000円
ジャガー・XE
高級スポーツカーの中でもジャガー・XEは、驚異的な軽量ボディ構造と最先端なシャーシテクノロジーを搭載し、ダイナミックなドライビングと優れたハンドリングを実現している車種です。ガソリン車とディーゼル車から選ぶことができる点も特徴といえるでしょう。
XEは標準装備としてアルミニウムアーキテクチャーを採用していて、パフォーマンスを追求したいドライバーを満足させてくれます。
スポーツセダン欠点でもあるサスペンションや快適さについても徹底的に追求し、フロントにはダブルウィッシュボーン式サスペンション、リアにはインテグラルリンクサスペンションと異なるサスペンションを搭載している点は見逃せません。
また、滑り止め防止機能となるオールサーフェスプログレスコントロール機能が標準装備として搭載されているなど、安全面でも安心です。
XEプレステージのスペック
- 全長×全幅×全高 :4680×1850×1415mm
- ホイールベース:2835mm
- エンジン:直列4気筒(ディーゼル)+ターボ
- 総排気量:1,999cc
- 最高出力:180ps(132kW)/4000rpm
- 最大トルク:43.9kg・m(430N・m)/1750rpm
- 燃費:17.1km/l
- 価格:5,530,000円
キャデラック・ATS
キャデラックのエントリーモデルとして位置づけられているATSですがボディサイズはDセグメントに属するセダンです。
全長は4,680mmですが車幅は意外と小さくて1,805mmしかありません。
クラウンが1,800mmでその他、Dセグメントセダンが1830mm以上あることを考えるとコンパクトと言えるでしょう。
アメリカ車=大きいという時代ではなくなったようです。
キャデラックはアメリカ車としては珍しくドイツ・ニュルブルクリンクサーキットでテスト走行を何度も重ねてパフォーマンスを追及した車で、ふわふわした足回りではなくガッチリと硬めのドイツ車に近いセッティングになっています。
ブレーキもイタリアのブレンボ製を採用していますし、従来のアメ車をイメージして乗ると、その進化の具合にビックリすることでしょう。
ただ左ハンドルのみなので右ハンドルで乗りたい人は選びにくいかもしれません、、、
アメ車って大味なイメージがあるけど、キャデラックのATSは違うんだね。
昔ながらの大味なアメ車に乗りたいならクライスラー・300がおすすめだけど、残念ながら2018年2月に日本への正規輸入販売が終了しています、、、ほしいかたは中古車市場で探してください。
プレミアムのスペック
- 全長×全幅×全高 :4680×1805×1415mm
- ホイールベース:2775mm
- エンジン:直列4気筒+ターボ
- 総排気量:1,998cc
- 最高出力:276ps(203kW)/5500rpm
- 最大トルク:40.8kg・m(400N・m)/3000~4600rpm
- 価格:5,346,000円
ポルシェ・マカン
マカンはカイエンより1周り小さいスポーツSUVで、サイズ的にはDセグメントになります。
カイエンを小さくしただけのモデルと思われがちですが、カイエンのトランスミッションはトルコン式のディプトロニックですが、マカンは911と同じPDK(ポルシェ・ドッペルクップルング)で変速時間は0.02秒以下という驚異の性能を持ちます。
カイエンでは味わえない電光石火のギアチェンジを体感できるリアルスポーツカーがマカンです。
マカンで唯一、残念なところはメーター類が5連ではなく3連なとこですね。
911とカイエンは5連ですが、マカンとボクスター/ケイマンは3連メーターなことを覚えておきましょう。
またポルシェの象徴ともいえるセンダーダッシュボードに鎮座するスポーツクロノはオプションです。
ただタイムラップの記録と時計機能があるだけなので実用性は無いに等しいですが、スポーツクロノが無いと淋しいですしポルシェらしさが半減しますからね。
マカンGTSのスペック
- 全長×全幅×全高 :4700×1925×1610mm
- ホイールベース:2805mm
- エンジン:V型6気筒+ツインターボ
- 総排気量:2,996cc
- 最高出力:360ps(265kW)/6000rpm
- 最大トルク:51kg・m(500N・m)/1650~4000rpm
- 価格:9,810,000円
ランドローバー・レンジローバーディスカバリースポーツ
ランドローバーが発売するSUVはコンパクトサイズのイヴォークからビッグサイズのレンジローバーまで色々な車種がありますが、パッと見ただけでは分かりにくいですね。
ディスカバリースポーツはイヴォークよりも1周り大きいDセグメントSUVです。
イヴォークじゃ少し小さいと感じるときはディスカバリースポーツをチョイスしましょう。
デザインや装備面もイヴォークとほとんど変わりありませんし、十分にラグジュアリーなSUVとして使うことができます。
9速の多段式トルコンATとディーゼルエンジンを組み合わせたモデルならJC08モードのカタログ燃費で14.4km/Lと低燃費で、4WDのSUVとしてはお財布にも優しいのが嬉しいポイント。
ただ新車価格は500万円を超えるので気軽には買えませんけどね、、、
HSEラグジュアリーのスペック
- 全長×全幅×全高 :4610×1895×1725mm
- ホイールベース:2740mm
- エンジン:直列4気筒(ディーゼル)+ターボ
- 総排気量:1,995cc
- 最高出力:240ps(177kW)/5500rpm
- 最大トルク:34.7kg・m(340N・m)/1750rpm
- 燃費:10.2km/l
- 価格:7,330,000円
メルセデスAMG・GLCクーペ
新しいボディタイプとして注目を集めているのがSUVクーペ!
その代表と言えるのがミドルサイズSUVのGLCをベースにしたGLCクーペです。
究極のエクスクルーシブ性を追求して立ち上げられたメルセデスAMGが手掛けたGLCクーペはV8ツインターボエンジンを搭載して、510馬力を叩き出すモンスターマシン。
新車価格は約1,400万円ですがスポーツカーのような走行性能とSUVの利便性をハイパフォーマンスで両立させた1台ですから、この価格になのも納得ですね!?
ニュルブルクリンクのラップタイムでSUV最速を記録したこともある、本物のスポーツカーとも言える存在です。
GLCクーペ乗ってる女性を見るとついつい憧れちゃう!
GLC63S 4マチック クーペのスペック
- 全長×全幅×全高 :4740×1930×1585mm
- ホイールベース:2875mm
- エンジン:V型8気筒+ツインターボ
- 総排気量:3,982cc
- 最高出力:510ps(375kW)/5500~6250rpm
- 最大トルク:71.4kg・m(700N・m)/1750~4500rpm
- 燃費:8.8km/l
- 価格:14,850,000円
アルピナ・D4ビターボ クーペ
BMWのチューニングメーカー「アルピナ」が手掛けるD4ビターボクーペは4シリーズをベースにしたディーゼルエンジンを積んだ2ドアクーペです。
ロングノーズ&ショートデッキの美しいクーペデザインは見るものを魅了して、アルピナ・デコセットと呼ばれるサイドストライプがアルピナらしさをより一層強調しています。
インテリアはアルピナブルーを基調としたメーターパネルや高級ウッドパネルなど豪華仕様です。
スピードメーターは330km/hスケールで市販車としてはかなりの速度まで設定されていますが、B4ビターボは278km/hの速度で巡航できる性能を持っていますから、決してやりすぎなメーターではありません。
アルピナは最大速度を公表しておらず安心安全に乗れる巡航速度をスペックで公表していますから、実際は300km/h近い速度で走ることも可能です。
控え目をモットーにBMWの車をカスタマイズしているアルピナですが、走行性能だけを比較するとBMWとは別次元にあると言えるでしょう。
アルピナに乗ってる人こそ真のお金持ち&車好きって感じがしますね
D4ビターボ クーペのスペック
- 全長×全幅×全高 :4640×1825×1370mm
- ホイールベース:2810mm
- エンジン:直列6気筒ディーゼル+ツインターボ
- 総排気量:2,992cc
- 最高出力:350ps(257kW)/4000rpm
- 最大トルク:71.4kg・m(700N・m)/1750~4500rpm
- 燃費:17.0km/l
- 価格:11,400,000円
まとめ
Dセグメントになると車両価格が300万円を超える高級車ばかりになり、各メーカーを代表する車種が勢揃いします。
日本では道路事情もあってBセグメントやCセグメントなどのコンパクトカーが人気ですが、輸入車に限ればDセグメント以上の車種が人気を得ています。
ボディタイプは何でもいいから絶対にDセグメントから車を選びたい!という人は少ないと思いますが、Dセグメントサイズの車について知って頂けたら幸いです。
また他のセグメントについても別記事にまとめたので、ぜひ続けてご覧頂きあなたの興味ある車を見つけましょう!