トヨタのハリアーは車両価格が300万円を超える高級車なので維持費についても考えてから購入する必要があります。
そこで当記事ではハリアーを維持するのに必要な税金、車検代、ガソリン代、保険代など項目別に詳しく紹介します!
月々あたりと年間に分けて分かりやすく解説していくので、ハリアーの購入を検討している方は参考にしてみてください。
またハリアーはガソリンエンジンだけではなく、ターボとハイブリッドもラインナップされているので、これらパワートレインによる維持費の違いについても紹介しています。
ハリアーの年間・月々の維持費
ハリアーの年間・月々に掛かる維持費を計算してみると1年間で約35万円、1ヶ月あたりで約3万円が維持費として必要との結果になりました。
項目 | 年間 | 月々 |
自動車税 | 39,500円 | 3,292円 |
重量税 | 10,000円 | 833円 |
自賠責保険料 | 13,040円 | 1,087円 |
任意保険料 | 45,000円 | 3,750円 |
ガソリン代 | 135,416円 | 11,283円 |
車検代 | 20,000円 | 1,667円 |
メンテナンス代 | 25,000円 | 2,083円 |
駐車場代 | 60,000円 | 5,000円 |
合計金額 | 347,956円 | 28,996円 |
ハリアーハイブリッドだと総排気量が2,493ccなので自動車税が45,000円/年と高くなりますが、重量税がエコカー減税により免税になりガソリン代は約100,000円/年になります。
項目ごとの詳細ついては今から詳しく解説していきます!
ハリアーの維持費の内訳
自動車税
自動車税は総排気量で決まりますが、ハリアーはガソリンモデル(ターボも含む)とハイブリッドモデルでエンジンの総排気量が違うので自動車税に違いがあります。
ガソリンモデルは直列4気筒DOHCエンジンで総排気量は1,986ccなので自動車税は39,500円/年。
ハイブリッドモデルも同じ直列4気筒DOHCエンジンですが総排気量は2,493ccなので自動車税は45,000円/年。
ハイブリッドのほうが年間当たり5,500円高くなります。
[char no=”8″ char=”rina”] 燃費はハイブリッドのほうが良いですが、自動車税が高くなることを覚えておきましょう![/char]
重量税
自動車重量税は車両購入時と車検のときに払う税金で車両重量によって金額が決まり、新車購入時に初回車検までの3年分をまとめて納付して、そのあとは車検のたびに2年分を納付します。
ハリアーの車両重量は1,580~1,810kgなので1年あたり10,000円になります。
ただ低燃費で地球環境に優しいハイブリッドはエコカー減税により車両購入時は免税になります!
エコカー減税は2019年4月30日まで適用されますが、そのあとについては現時点では未定です。
- ガソリンモデル:10,000円/年=833.33円/月
- ハイブリッド:2019年4月30日までは免税で0円
自賠責保険料
自賠責保険は車の所有者に対して加入が義務付けられており強制保険とも呼ばれます。
自賠責保険も重量税と同じく車両購入時に初回車検までの3年分をまとめて払い、そのあとは車検のたびに2年分を払います。
ハリアーでは1~3年目までは13,040円/年で月々あたり1,087円
4年目以降は13,920円で月々あたり1,160円になります。
任意保険料
自動車保険の任意保険は年齢、等級、免許証の色、補償内容、そして保険会社によって大きくことなりますが目安としてダイレクト型(通販型)で30~34歳の平均年間保険料を紹介します。
- 車両保険なし:年間保険料は約45,000円
- 車両保険あり:年間保険料は約65,500円
車両保険を付けるかどうかで年間保険料は約2万円の違いが出てきます。
またガソリンとハイブリッドの違いで任意保険料はほとんど変わりません。
[char no=”8″ char=”rina”] 高級車のハリアーなので車両保険はお金に余裕があれば付けておきましょう。[/char]
ガソリン代
ガソリン代は年間走行距離を10,000km、ガソリン価格はリッター130円として計算。
新型3代目ハリアーのJC08モード・カタログ燃費はガソリンモデル・16.0km/l、ハイブリッド:21.4km/lですが実際の金額に近づけるためカタログ燃費の60%を実燃費とします。
以上の条件で計算した結果、年間のガソリン代はこのようになります。
- ガソリンモデル:135,416円/年=11,284円/月
- ハイブリッド:101,246円/年=8,437円/月
また2017年6月のマイナーチェンジで追加されたターボモデルはカタログ燃費が13.0km/lになり、使用燃料はレギュラーではハイオクとなります!
ハイオク価格をリッター140円として計算すると179,487円/年となり、ターボモデルは加速性能に優れるものの燃費が悪いためガソリン代がかなり高くなります。
ターボが付いていないガソリンモデルorハイブリッドでも日本の公道であれば十分な加速性能を得られるので、維持費が気になる方はターボは選ばないほうが良いでしょう。
[char no=”8″ char=”rina”] まずはNAモデルをディーラーで試乗してみて加速性能に不満があればターボまたはハイブリッドを検討してください。[/char]
車検代
車検代は法定費用と呼ばれる重量税、自賠責保険料、印紙代の他に、ディーラーや車検業者が定めている検査料や代行手数料といった非法定費用の料金が掛かります。
非法定費用が車の点検に掛かる費用ですが、ディーラーで受けた時のハリアーの平均は約40,000円で、その他にもオイル交換やパーツ交換の料金が上乗せされます。
非法定費用は車検を受ける場所や車の使用頻度によって大きく変わるので、事前に見積金額を提示してもらうと良いですね。
[char no=”8″ char=”rina”] 車検はディーラーで受けるのが安心安全ですが車検専門工場だと格安で受けられるので、車検を受けるときのお財布を相談して選ぶ場所を決めましょう。[/char]
メンテナンス代
メンテナンス代は6ヶ月点検、法定12ヶ月点検と各消耗品の交換に必要な料金です。
- エンジンオイル&フィルター
- ワイパーゴム
- ウォッシャー液
- バッテリー
- ブレーキパッド
- タイヤ
毎年、交換する必要があるものはエンジンオイルとオイルフィルターで合わせて10,000円/年とします。
定期点検料を10,000円/年、消耗品代を5,000円/年とするとメンテナンス代は1年あたり25,000円程度は必要と考えてください。
バッテリーやタイヤ交換をした年は50,000円以上は必要になるでしょう。
駐車場代
駐車場代は持ち家の方や実家住まいだと0円ですが、アパートやマンションなどにお住いの方は必要ですね。
駐車場代は地域差が大きく東京、大阪など都市部になると月額20,000円~50,000円することも珍しくありませんが、その他の地域では月額2,000円~10,000円以下となります。
当記事では都市部を除いた平均である月額5,000円とします。
ハリアーの維持費を安くする方法
任意保険を見直す
ハリアーの維持費を安くするには任意保険を見直してみましょう。
- 補償内容を見直す
- 運転者を本人限定、家族限定にする
- 複数の保険会社で見積もりを取る
- 代理店型(ディーラー型)ではなく通販(ネット)型にする
- ネットから申し込み、更新手続きを行う
自動車保険の金額は保険会社によって大きく変わるので、1年に1回の更新のたびに見積もりをとって安い保険会社に変えていきましょう。
特にディーラーなどを通じて申し込む代理店型から個人で申し込める通販(ネット)型にすると、年間保険料は3万円以上安くなるので代理店型で契約している方は通販型に切り替えることをおすすめします。
かつて通販型は事故対応が悪いというデメリットがありましたが、現在は多くの方が通販型を選んでいるように事故対応についても丁寧で代理店型とほとんど変わりませんからね。
ハリアーは300万円を超える高級車で保険会社によって金額差が発生しやすいので、更新時期がきたら見直すことを忘れないようにしましょう。
燃費の良い走行を心がける
ハリアーのカタログ燃費はガソリンモデルで16.0km/l、ハイブリッドで21.4km/lとSUVとしては低燃費な部類ですが実燃費は10~13km/lです。
ガソリン代を節約するためにも燃費の良い走行を心がけてください。
燃費を良くする運転方法10選
- ゆっくりと発進する
- 急加速はしない
- エコドライブモードで走行する
- エンジンブレーキを多用する
- タイヤの空気圧を適切に保つ
- 車内に余計な荷物を置かない
- 車間距離を適切に取る
- 渋滞や混雑を避ける
- エアコンのA/Cスイッチは暑い時だけONにする
- 短距離走行は控える
丁寧な運転を心がけることで燃費は良くなりガソリン代も安く済むようになります。
また安全運転にも繋がりますから事故も減って自動車保険の等級も上がり続けて良いこと尽くめです!
ハリアーにはエコドライブモードや追従式オートクルーズコントロールなど燃費が良くなる機能が付いているので積極的に使用してください。
ガソリンが安くなるクレジットカードを使う
ガソリン代が安いスタンドで給油するのは節約の基本ですが、ガソリンスタンドと提携しているクレジットカードを利用することでガソリン代を更に割引することができます。
ガソリンスタンドを経営している石油会社が発行しているカードで支払うとリッターあたり1~7円の値引きを受けられる他に、エンジンオイル交換や車検の割引サービス、またクレジットカードのポイントも付いてきて様々なメリットを得ることができます。
カード所有者はロードサービス、レンタカー優待、旅行保険、各レジャー施設での割引などのサービスを受けることができますし、車を所有しているなら1枚はガソリン専用のカードを作っておくと良いでしょう!
ハリアーは燃料タンク容量が60リットルなので満タンにすると約50リットルの給油量になります。
リッター130円とすると1回あたりの給油金額は6,500円になるのでカードを使って割引&ポイントをゲットして節約してください。
[char no=”9″ char=”sakura”]私はいつも現金で払ってるけど勿体ないのかな?[/char]
[char no=”8″ char=”rina”] ガソリンカードで払えばガソリン代が安くなるしポイントも付くからお得になるわよ!あとお釣りの用意もしなくていいし手間も省けてメリットだらけ![/char]
車検はディーラーではなく専門店で受ける
車検費用の内、法定費用はどこで受けても変わりませんが、検査料や代行手数料など非法定費用の料金はディーラーよりも車検を専門に行っている工場のほうが安くなります。
ディーラーで受けるのが最も安心安全ですが、トヨタのハリアーですから信頼性は高く車検専門で受けても問題はありません。
特に1回目の車検は交換するパーツがほとんどありませんから基本料金が高いディーラーよりも、専門店や自分で運輸支局に持ち込んで車検を受けるユーザー車検のほうが安く済ませることができます。
車検も任意保険と同じく見積もりを取って安くて信頼できるお店で受けるようにしましょう。
消耗品は自分で交換する
ハリアーに長く乗っていると各部品やパーツが消耗して交換する必要が出てきます。
消耗品の交換をすべてディーラーに任せるのも良いですけど部品代+作業工賃で高くなりますし、部品代も純正パーツなので決して安くありません。
ワイパーゴム、バッテリー、ウィンドウウォッシャー液ならオートバックスなどカー用品店で買うのが圧倒的に安いですし、エンジンオイル・フィルター交換やタイヤ・ブレーキパッドに関して専門店に頼むと格安で行ってくれます。
近年はインターネットを通じてカーナビ、エアロパーツ、シートカバー、サマータイヤ・スタッドレスタイヤなどの販売から取付までサポートしてくれる店舗があり、車に関するメンテナンス・カスタマイズをディーラーではなく自分でお店を見つけて行う人が増えています。
また安く買えるネット通販で部品を購入して持ち込みOKの工場で取り付けてもらうのもオススメです。
まとめ
新型ハリアーの維持費は1年間で約35万円、1ヶ月で約3万円は必要ですが、節約ポイントで紹介したように任意保険の見直し・ガソリン代はガソリンカードで支払う・車検を専門店で受けることで維持費を安くすることができます。
車に関するお金の話は分かりづらいことが多いため、つい考えることから目を背けがちですが生活に関係することなのでしっかりと節約できる部分は節約をしていきましょう!
ハリアーは安心安全に乗れるトヨタ車で、カッコいいエクステリアに高級感のあるインテリアを兼ね備えた完成度の高い車です。
購入を検討している人は維持費をシミュレーションして無理なく維持できるかの判断、また維持費で悩んでいる方は紹介した節約術を参考にしてみてください!
またハリアーの具体的な購入プランや無理なく買える年収についてはハリアーを買うのに必要な年収とお得な買い方!の記事にまとめたので、ハリアーがほしいあなたはぜひ続けてご覧ください!