フィアットの故障率

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フィアットはポップなデザインが魅力の自動車メーカーですが、イタリア車なので故障が心配で購入を悩む方が多いですね。

そこで当記事ではフィアットの故障率と車種別の故障事例を紹介します!

rina

また、故障の心配なく維持する方法もまとめたので、気になる方はぜひ参考にしてください。

フィアットの故障率は?

フィアットの車

イタリア車は壊れやすいイメージがありますよね。

走りとデザインは魅力的だけど故障が心配だから手を出さない人がたくさんいます。

では、実際はどうなのでしょうか?

まず、市場調査会社のJ.D.パワーが公表している自動車初期品質調査という新車購入後から約1年間の不具合件数をメーカー別にまとめた調査結果を紹介します。

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不具合件数は各メーカー100台当たりの数値として集計されたもので、数値が低いほど壊れにくいメーカー!

自動車初期品質調査はJ.D.パワーが公平な第三者機関として車を購入したユーザーを対象に調査を行っており、信頼性はかなり高いです。

不具合指摘件数は内外装、エンジン、トランスミッションなど以下の計8分野223項目を合わせて総合的に集計しています。

  1. 外装
  2. 内装
  3. シート
  4. 空調(エアコン)
  5. 走行性能
  6. 装備品/コントロール/ディスプレイ
  7. オーディオ/ナビゲーション
  8. エンジン/トランスミッション
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調査が行われた「ドイツ」と「アメリカ」の結果をまとめました!

ドイツでの故障率

ドイツで販売されている22のメーカーを対象に行われた「2019年版・ドイツ自動車初期品質調査」の結果がこちらです!

不具合指摘件数(故障)が少ないメーカー順に並んでいます。

J.D.パワーによる各自動車メーカーの故障率

順位 メーカー 不具合件数
1 三菱 85
2 シュコダ 88
3 ヒュンダイ 89
4 スマート 90
5 起亜 95
6 フォード 98
7 セアト 99
8 トヨタ 101
9 ダチア 102
10 オペル 108
11 フォルクスワーゲン 109
12 ボルボ 111
13 マツダ 114
業界平均値 115
14 日産 118
15 プジョー 119
16 ルノー 120
17 BMW 129
18 シトロエン 135
19 ベンツ 137
20 アウディ 142
21 フィアット 152
22 ミニ 166

出典:2019 Germany Vehicle Dependability Study | J.D. POWER

ドイツでは1位が三菱、2位がシュコダ、3位がヒュンダイという意外な結果になりました。

肝心のフィアットは22メーカー中で21位で、壊れやすいイメージ通りの結果に沈んでいます。

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やはり、信頼性が高いとは言えないようです。

アメリカでの故障率

自動車大国アメリカの結果も見ていきましょう。

アメリカは32のメーカーを対象に調査が行われました。

J.D.パワーによる各自動車メーカーの故障率

順位 メーカー 不具合件数
1 ジェネシス 89
2 レクサス 100
3 ビュイック 103
4 ポルシェ 104
5 トヨタ 113
6 フォルクスワーゲン 116
7 リンカーン 119
8 BMW 123
9 シボレー 123
10 フォード 126
11 マツダ 130
12 キャデラック 131
13 ヒュンダイ 132
14 起亜 132
業界平均値 134
15 アウディ 136
16 日産 136
17 アキュラ 139
18 ホンダ 139
19 ラム 140
20 三菱 146
21 ミニ 147
22 ベンツ 152
23 スバル 154
24 インフィニティ 155
25 ダッジ 158
26 ジープ 159
27 フィアット 160
28 GMC 162
29 ボルボ 185
30 ジャガー 186
31 クライスラー 214
32 ランドローバー 220

出典:2020 U.S. Vehicle Dependability Study | J.D. Power

アメリカではヒュンダイの高級車ブランド”ジェネシス”が1位、日本のレクサスが2位、ゼネラルモーターズのビュイックが3位です。

そして、フィアットは32メーカー中の27位。

同じFCAグループ(フィアットクライスラーオートモービルズ)のクライスラーも31位なので、かなり壊れやすいメーカーです。

フィアットは他の自動車メーカーよりも壊れやすい

壊れたフィアットの車

ドイツとアメリカの調査結果を見て分かるように、フィアットは他の自動車メーカーよりも壊れやすいと言えます。

フィアットは2014年1月にアメリカのクライスラーを買収して完全子会社化していますが、クライスラーも信頼性の高いメーカーではないので品質の向上には繋がらなかったようです。

ただ、現在はエンジンのオーバーヒートやトランスミッションの故障など、走行不能になるような大きなトラブルは滅多にないので、必要以上に恐れる心配はありません。

rina

小さな故障が多くても直せばいいや!と思うことは必要ですけどね(笑)

フィアットの故障率が高い理由とは?

では、いったいフィアットの故障率が高い理由とは何だと思いますか?

その理由について解説します。

日本やドイツのメーカーに比べると技術力が低いから

フィアットの生産工場

アバルトを生産するイタリアのフィアットは、日本やドイツのメーカーに比べると技術力が低くて、工場の生産管理・品質管理のレベルも低いです。

日本車やドイツ車では当たり前の装備でもイタリア車には付いていないことがありますよね?

ボディやインテリアパネルのチリが合っていないなど、雑な部分もちらほら見られます。

例えば日本車だとあらゆる部品がmm単位で細かく品質管理されていますが、イタリア車だと結構ゆるいです。

このように全体的に作りが荒いため壊れやすくなります。

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荒さこそがイタリア車の魅力とも言えるので、神経質で細かいところが気になる人には向いていません

日本の道路環境や気候に合っていない

アバルトに限らず外車が日本で壊れやすいのは、日本向けに開発されているわけじゃないからです。

日本の信号や渋滞が多くてストップ&ゴーを繰り返す道路環境や、夏は高温多湿で冬は雪が降るほど寒くなる気候は、外車にとっては過酷な環境。

例えばゴム・樹脂・プラスチックなどを素材にした部品は国産車だと耐久温度を100度で作られていますが、イタリア車だと70度で作られていることがあります。

耐久温度が違うと品質や寿命にも違いがあるわけで、35度以上の猛暑日が続く日本の夏に耐えられるように作られた国産車のほうが信頼性は高くなりますよね。

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あと、イタリア車あるあると言えば内装のベタベタですが、日本の夏は長くて暑いから劣化が進むのが早くてベトつくんですよ!

フィアットの故障事例と修理費用

フィアットの車は「デュアロジックの動作不良」、「アウタードアハンドルが外れる」、「エンジン冷却水の漏れ」といった故障がよくあります。

修理費用もまとめたので購入前に知っておくと、万が一壊れたときでも冷静に対処できますよ!

フィアット500・デュアロジックの動作不良

フィアットのデュアロジック

フィアットではトランスミッションにシングルクラッチのセミオートマ『デュアロジック』を採用しています。

シングルクラッチのセミオートマは、イタリア車以外でほとんど見かけなくなりましたが、その理由は壊れやすいから!

デュアロジックはアクチュエーターが人間の脚の代わりとなってクラッチ操作を行いますが、滑らかに動作させるには適切なオイル管理やメンテナンスが必要不可欠。

ディーラーでのメンテナンスを怠ってしまうとデュアロジックの動作不良を引き起こすので、必ず半年点検や法定12ヶ月点検はきちんと受けてください。

また安いからといってディーラー以外のお店で点検を受けると、デュアロジックのオイルを補充してくれないことは良くある話。

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フィアットのようにマニアックな車はディーラーもしくはイタリア車に特化したショップでメンテナンスしましょう!

修理費用の相場
  • デュアロジックの交換:20万~30万円
  • アクチュエーターの交換:5万~8万

フィアット500・アウタードアハンドルが外れる

アウタードアハンドルが外れたフィアット500

フィアット500ではアウタードアハンドルが取れる不具合があります。

「ドアが開閉しにくい」、「ドアノブがガタガタする」などの違和感は取れる前兆なので、早めにディーラーで修理するのがおすすめ。

取れてしまうとドアを開けることができなくなり、助手席側から乗り込む必要があり、とても面倒くさいです。

国産車ではあり得ないような不具合ですが、イタリア車ではあるあるです。

修理費用の相場
  • ドアハンドル内部の部品交換:5千~1万円
  • ドアハンドルの本体交換:2万~3万円

フィアット500X・エンジン冷却水の漏れ

フィアット500x

フィアット500Xの下から液漏れしている場合、まずはエンジン冷却水の漏れを疑いましょう。

漏れる原因は「ラジエーター本体の損傷」、「ホースのつなぎ目にあるパッキンの劣化」、「ホースの亀裂」などです。

冷却水(ロング・ライフ・クーラント:LLC)とラジエーターは、エンジンを冷やすために欠かせないものですから、よくある故障だからといって放置してはいけません。

オーバーヒートなど重大な故障の原因になりますから、早めにディーラーで直してもらいましょう。

修理費用の相場
  • ラジエーターの交換:3万~5万円
  • ラジエーター&ホースの交換:5万~7万

フィアットパンダ・タイミングベルトが切れる

フィアットパンダのタイミングベルト

フィアットパンダやチンクエチェントの1.2Lモデルはタイミングベルトを採用しているので、走行距離が約10万kmを超えると交換が必要です。

10万km前に切れることも多々あるので、ボンネット(エンジンルーム)から普段と違う異音やガタツキを感じたら早急に車を止めるのが正しい対処方法です。

タイミングベルトが切れても車を走らせることはできますが、エンジンに大きなダメージを与えてしまいますし、最悪の場合だとエンジンそのものが壊れてしまいますからね。

修理費用の相場
  • タイミングベルトの交換:5万~7万円
  • ファンベルトやウォーターポンプなども含めた交換:10万~15万円

フィアット500C・ソフトトップが開閉しない

フィアット500Cは屋根が開放されるカブリオレで、気持ちのいいドライブを楽しむことができます。

ただ、ソフトトップを開閉するモーターが壊れてしまうと非常に厄介です。

屋根が雨で濡れているときに閉めてしまうと、モーターに雨水がかかって壊れる原因になることを覚えておきましょう。

レンチなど工具を使えば手動でも開閉できますが本来は電子制御で動く部分を無理やり動かすわけなので、大雨など緊急事態のときだけ手動で閉めるようにしましょう。

無理やり動かしたせいで、ソフトトップ丸ごと交換が必要になるケースもあります。

修理費用の相場
  • モーターの交換:3万~5万円
  • ソフトトップの交換:10万~20万

フィアットを故障・トラブルの心配なく安心して維持する方法

故障頻度の高いフィアットですが、できる限りトラブルの心配なく安心して維持する方法を解説します。

新車購入時にアバルト エクステンデッド ワランティ(延長保証)に加入する

フィアット エクステンデッドワランティー
出典:フィアットの延長保証

フィアットの新車保証は新車登録から3年間です。

エンジン/トランスミッション/エアコン/パワーウインドウなどに不具合が見つかっても、無償で修理をしてくれるので3年間は安心して乗ることができます。

ただ、初回の車検を通して4年目・5年目も乗り続ける予定なら、有償になりますが新車購入時に「フィアット エクステンデッド ワランティ」という延長保証に加入しましょう。

新車保証3年と延長保証2年を合わせて5年間保証になるので、万が一壊れてもディーラーに持っていけば無償で直るので安心!

延長保証の料金(新車購入時に支払い)
  • 500/500C/PANDA:500X:103,400円[税込]
  • 500X:104,500円[税込]

中古車はフィアット オートエキスパート(認定中古車)の中から選ぼう

フィアット500の認定中古車

フィアットで最も安い「フィアット500 1.2POP」で200万円[税込]から価格設定なので、オプションと諸経費を含めると約300万円のお金が必要です。

輸入車の中では安い方ですが、金銭面の問題で中古車を探している方も多いです。

でも、壊れやすいフィアットを中古で買うのって不安ですよね?

そこで、おすすめなのが正規ディーラーの厳しい基準をクリアしたフィアット オートエキスパートという認定中古車です!

認定中古車の特徴とメリット
  • 新車登録から7年以内
  • 走行距離8万km未満
  • 修復歴なし
  • 24時間サポートのロードサービス対応
  • 約100項目の検査をクリア
  • 2年間の保証付き

中古車でありながら走行距離無制限で2年間の保証が付くのが、最大のメリットと言えるでしょう。

認定中古車の台数が少ないデメリットはありますが、全国47都道府県から取り寄せることができるので、気になる車両があるなら近くのディーラーで営業マンに問い合わせてみましょう。

ディーラー以外で購入するときの注意点

ディーラーではなく町の中古車販売店や外車を幅広く扱う自動車販売店で買うときは、必ず保証内容や期間を確認してください。

お店によっては購入してから3ヶ月しか保証が付かないのに、1年保証だと思いこんで買った人が痛い目にあうケースが多々あります。

弱点の多いフィアットだと3ヶ月保証じゃ不安ですからね、、、

あと、契約書にサインする前に各パーツの劣化具合や交換時期について自ら確認することも忘れてはいけません。

でも、素人では分からないこともあるので、あなたが納得がいくまでスタッフに説明してもらいましょう。

確認するべきパーツ
  • タイミングベルト/タイミングチェーン
  • スパークプラグ
  • バッテリー
  • 各種オイル
  • タイヤの溝
  • クラッチの残量

その他にも、年式・グレード・整備歴などを確認してください!

もし、あなたが質問をしてお店の人が嫌そうな顔をしたら、あなたに言いたくない理由があるはずなので購入を見送りましょう。

信頼できるショップから買わないと、あとで痛い目にあうのはあなたですからね!

購入前に確認するべきことのまとめ
  • 年式やグレード
  • 整備歴・点検簿は残っているのか
  • 前オーナーはどのような使い方をしていたのか
  • コーディングで変更された点
  • 購入後のアフターサービス

お洒落なフィアットに乗ってみよう

お洒落なフィアットのインテリア

フィアットは徹底した品質管理のもとで作られた日本車やドイツ車に比べると壊れやすいですが、新車で買えば3年保証が付きますし認定中古車は2年保証が付きます。

保証期間内なら壊れてもディーラーで専門のメカニックが無償修理してくれるので、必要以上に故障を心配する必要はありません。

少しでも興味があるなら、まず試乗をしてフィアットのよさを体感してください!

  • ポップなエクステリア
  • 可愛くてお洒落なインテリア
  • トコトコした独特の走り
  • 乗り込んだときのワクワク感

これらの魅力は実際に運転しないと分かりませんし、他のメーカーでは味わえない喜びがあります。

車をただの移動手段として考える人には向いていませんが、車が大好きでドライブが趣味な方にはピッタリ。

壊れても直すたびに愛着が湧いてきますし、所有して楽しい車であることは間違いないので、ぜひ近くのディーラーを訪れてみましょう!